12月L-Program No.26 不思議の国の弁当②


この週はいよいよ巨大なお弁当が完成しました。一辺が1.8メートルのお弁当箱、1メートルを越す海老フライ、50cmのミニトマト、600個の米粒!ごはんの神さま展で展示したところ、こどもたちにたいへん大人気でした。

The giant Bento was finally completed this week. The Bento box’s one side is 1.8m, and a fried prawn sized over 1m, a mini tomato 50cm, and 600 grains of rice! Children were excited to display their work in our exhibition “The god of food”.

 
 
お米班とおかず班は淡々と制作。仕上げに向かってもくもくと作業をすすめます。

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お米班の一部は、展覧会の新しいアイテムづくりも。10倍サイズのおべんとうとは逆に、1/10サイズのインテリアを制作。

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キッズやジュニアと違い、ラボの子は素材さえあれば自分で制作できる。つぎつぎ出来上がる家具たち。時間制限がなければ延々つくってそうな…

おかず班は、まずクッションに仕立ててから、絵の仕上げに入ります。
きちんと終わりを意識して作るんですよ。作業にメリハリつけるべし。

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普段の制作とまったく違う作業なので別問題と思いがちですが、やはりそれぞれ、作業のくせや、いつもひっかかる問題は同じだったりするようです。絵画の制作も、こういった造形物の制作も、やはり最初の見通しが重要。全て完璧にできると過信せず、求められているのは質なのか、量なのか、または両方なのか、まったく別なところか。いま一番大事なものが何なのか、常に見極めるべし。

続いてわっぱ班。
見よ、この真剣な男子たちの顔!

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角の曲線部分がわっぱの大事なポイント。そして難易度を上げている部分でもあります。やはり男子は体を動かしながら考える、こういった作業でがぜん力を発揮するようです。

時間をフルにつかって完成まで集中作業!
さてさて、気になる今日の成果は…

お米班!
なんと2週間で、目標の600粒達成!
途中で数を作りたしすることになったがそれでも余裕でクリア。これはえらい!

おかず班!
いちおう全員形にはなった!合格ライン。

男子わっぱ班!
で…できてないじゃん!
形が見えてきたものの、残り1時間の時点でまだまだ作業が残ってる感満載!

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先週も、遅くまで残って作業していた男子もいたのに…
わっぱの丸い角にかなり苦戦したらしい。
部材を先に切っとくか迷ったあげく、ハードルあげたら、
時間内に終わらんかった…
最終的になんとか9割できたが最後の仕上げはなんと校長に託されることに。ぐわ…ハードルあげすぎたのが、ブーメランとして校長に戻ってくるとは!シクシク(涙)

そして後日。
展覧会場にて、おべんとう箱完成が見えて来た!
お米やおかずを詰めたらけっこういい感じ!

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めちゃくちゃ面白い展示になりそうだからみんなぜひ見に来るべし。
というか、自分やみんなの作ったものがどういう形で使われているか、自分の作業が適切だったか確認しに来るべし。もちろんただ展示するわけではないのだ。どういう見せ方の工夫がされているか、作っておわり、ではなく、結果から今後の制作に生かすチャンス!成長のカギになるぞな。