|
ダミアン・ハーストの作品をイメージした制作の続き。今週で作品を完成させます。
まずは、作品に使う蝶の羽をはさみでカットします。
好みの蝶がプリントされたシートを選び、
きれいな羽根だけを切り抜きます。
「蝶の身体はいつか死ぬが、羽根は死んでも美しい」
たしかに羽根は美しく、たくさん並べてみると自然の不思議さを感じずにはいられません。こどもたちも「残酷だな…」「本当の蝶だったら絶対できない」等、さまざまな思いを感じながらも、単純に素材として非常に魅力的なこのモチーフに向き合っていました。
蝶を切り終え、先週用意したボードにさらにガイド線を追加。
いよいよ羽根と前回作った押し花をボードに配置します。
配置のポイントは線対称にすること。
万華鏡のような模様を展開させます。
自分で作った配置のルールに乗っ取り
蝶と押し花を組み合せ、接着します。
どんな模様になるんだろう。
蝶の羽根の配置をうまく工夫して、スキマを少しずつなくすように。
作品の密度が上がってくると同時に白熱する作業。本当にやめられなくなる何らかの楽しさが、この作品にはあるようです。
そして完成。
すごくきれい。
残酷だからこそ、丁寧に張り合わせる、大事に扱う、そもそも何が残酷なのかの意味を考える…。工作の楽しさも感じながら、残酷さ、それだけでない何らかの感情…。大人になっても記憶のどこかに残りそうなくらい、インパクトのあるプログラムだったかもしれません。