6月L-Program No.7 印象①


絵は現実をそっくりに描くもの?カメラが生まれた1800年代以降、アートの役割はどんどん変化し、表現の内容はより自由になりました。その一つの運動として生まれたのが「印象主義」。この月は光や時間など、印象派の時代の画家が取り入れたキーワードを、ラボの制作の中に取り込んでみました。

Is a painting a copy of the real world? After photography appeared in the 1800s, the state of painting changed steadily, and our expressions exhibited more freedom. One of the movements in that period was “Impressionism”. This month, we focused on the keyword “the light” or “the time”, as some painters in Impressionism used in their works.

 
 

4月からずっと、モチーフをあるがままに表現することを目指して制作してきたアートラボが、また違う方向性の制作にチャレンジ!

カメラが生まれた1800年代以降、アートの役割はどんどん変化し、表現される内容が自由になってきました。その一つの運動として生まれたのが「印象主義」。モネやドガ、ルノアールやスーラなど、有名な画家がたくさん出てきた時代ですが、彼らは一体、何を表現しようとしたのでしょうか? 6月の授業では、光や時間など、印象派の時代の画家が取り入れてきたキーワードを制作の中に取り込んでみました。

スクリーンに映されたのは、定点撮影した池の水面のムービー。
これが今回のモチーフになります。

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細部ではなく、全体の調和をはかること。はっきりとした線ではなく、色で描くこと。そして、時間の経過を含んだ絵にすること。一瞬を切り取る写真のような絵ではなく、水のゆらめきや風、自然が感じられるような表現…。

印象派の画家は、絵の具のチューブが発明された時代に生まれました。屋外で制作できるようになった喜びから、絵にその場の空気感、雰囲気までも表現したいという欲求も高まったのかもしれません。

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今週はこんな感じ。うっすら、もやもやと進行中。

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