えふでBLOG

2011.6.13.mon

暖かくなって、みどりもにょっきにょっきと伸びる時期でございます。

ジュニアはまるで植物園!
木の枝を描いてみたぞ。

下描きなし!
絵の具でダイレクトに描いていくのだ。
ポイントは「筆の先を意識しろ!」

一般的な小学校で使っとる、いわゆる学童用の水彩絵の具なんだがの。実は子どもたちが自在に使いこなすのは、それほど簡単ではないのだ。絵の具の量、水分量、筆の状態…特にえふでの場合、水の量は少なめ。
下の色が覆い隠れるくらい、たっぷりつけて紙にのせる。

イーゼルの制作にもだいぶ慣れてきたようだの。
ジュニアものびざかり。にょっきにょっき。

見えたようにしか描けない。
逆に言うと…
描けてるようにしか見えとらんのだ。


お!六花亭風?!
ナイス!

2011.6.12.sun

今週のキッズはねるねるね。
ひたすらねんどをねるねる、ね。

繪筆新聞にも書いたが、えふでは何年も前の授業で「紙粘土に絵の具を混ぜて、色粘土を作る」でキッズ惨敗!の経験をしておるのだ。ほぼ全員がマーブル模様。均一な色の粘土にするには、指先でちまちま練っててもだめ!体重をかけて粘土をつぶして、色の混ざり具合を見ながらたたみ込んで、擦り込んで…これができないんだな。

子どもの手が小さいからできないのか?
力が足りないのか?
…しかし「できない」と思ってたらできないままぞな。
工夫すればきっとできるはず!
つーか今回は、有無を言わせず「やらせるったらやらせる」のだ!

キッズの最高学年のプライドがある小学校2年生、そして先生たちのただならぬ気迫を感じてか小学校1年生たちも、今回はしっかり結果を出した!色を均一に練ることができたら「合格!」「だんごにしてよし!」

しかし…
「うわーん」「でぎないー」
思わず笑ってしもた!だってほら、足元みれば一目瞭然。

そろって大変だった就学前の4〜5歳児たち。
技術云々の前に、まず体格というハンデがあるもな。

キッズ用に低くしたテーブルですら、
高すぎて力が入らんのだ。
しょーがないから椅子を代用してどうにかこねこね…

キッズ渾身の作品のだんご!

これくらいの時期は、のびのび云々…の前にとにかく経験ぞな。特に体で覚えるのが第一だぞ。引き出しの数を増やして「できるヤツ」になれ!

2011.6.11.sat

結果出すために、「やれることは全部やれ!」
とはワシの師匠が言ったこと。

今回ラボの制作はイーゼルを使ったのだが、まずは自分とイーゼルの角度、高さ、そこから既に制作は始まっている。描きにくいなーと感じるセッティングではいい作品はできない。その意味で人間正直にできてるもんだ。

6月に入ってラボもジュニアと同じモチーフ・画材で制作してみたが、一言でいうと「テレビ見ながらごはん食べる」ができるかどうかなのである。テレビの情報に夢中になると、子どもは口が止まるであろ?絵でも形の正確さと画面の状態、混色の配分など、複数の情報を同時に処理しながら制作を進めていく。車の運転とかもそうだよね。お手玉とかも!

言い切りもしとるし、我の強さも出てきたな!
ワシはこういうの評価するぞ。
観察が大事なのはもちろん、技術的には「紙を痛めてからが勝負」。なかなかこれができなくてさらっと描いちゃうもんなんだよなー。もうこれ以上やると変になっちゃう…と思ったずっと先に勝負所があるぞ。自分で限界作りがちだけど、越えてみないとわからんことってあるのだ。

2011.5.31.tue

こないだ全く違う業界の人に
素朴な疑問をまっすぐにぶつけられました。
「絵を習いに行ってる時点でマズいんじゃないですか?」
そうそう、そうなの!
言うこときかないようなヤツじゃないと美術には向いてません。
キッパリ。
いい質問だったので、今日は特別にその辺のことを書こうかな。

教育ってのは、一言でいうと「価値観の押しつけ」なんだ。
みんなその辺を勘違いしてるけどさ。
特に美術は、誉めて伸ばせとか言うよね。
ワシは容赦なく叱るよ。ワシが言った通りにやらせるよ。
もちろん言うこときかないヤツにも、言うこときくまでやり合うよ。
相手が幼稚園児でもね。

だけど、その前提として
おもしろい年長者でありたいとは思っている。
自分が大人かどうかは別にしてね。
「この人の話は聞いてみたい」とか
「この人の言ってることを理解してみたい」とか
「信じてみよう」とか思われないんだったら、
そもそも自分が制作してる意味がないんじゃないかな。

他人の価値観を否定する必要はないけど、
ワシの好みははっきりあるし、
制作経験でいうと子どもは勝負にならん。
幼稚園児だろうが、高校生だろうが、
良いものは良いし、ダメなものはダメだ。

だから絵を教えてるっていう自覚は正直、あまりないな。
絵なんか教わるもんじゃないとも言えるし、
ワシが教えれば誰でも70点くらいまではうまくなる。
でも結局、最後はその人の魅力だよ。
それは業の深さに比例しちゃうんだよ。

こないだのジュニアは相当たいへんだったようだが
この程度の制作はさらっとやってほしいね。
問題はその先なんだよ。
「あーたいへんだ」と思うその先に、
表現の可能性や違う価値観があるよね。

個と集合のダブルイメージを持てたか?
積み重ねのイメージを、スタートの時点で持てたか?
作品は自分が考えたこと、思考の結果なんだぞ。
「子どもでも?」って思うかも知れんけど
子どもの方がむき出しになるんだぞ。

「絵を習いに行ってる時点でマズいんじゃないですか?」って言われても、ワシは絵を教えることの大切さなんかは言わないよ。あの質問には、「こざかしい教育システムの中から天才なんか生まれてきてほしくない」っていうある種の夢があるような気がするの。そこに対して「いかに美術を学ぶのが大事か」なんて、無意味な話じゃん。

みんなすごい才能の前に途方に暮れたいんだよ。言われた通りに描いて、言われた通りに色塗って、お受験みたいに美術が生まれてほしいわけじゃないよね。気をつけないと、教える方も、教わる方も、教育にそういうものを求めちゃうよね。美術はそんなもんじゃないんだ。ワシらがやってることってのは、美術の教育じゃないんだ。美術を通した教育を目指してるんだ。偉そうなことは言えないけどさ…こないだなんかワシ、道端でおまわりさんから職務質問受けちゃったしね。職業聞かれて「絵描いてます」なんて言ったら、なおさら疑われるんだよ。やれやれ。

2011.5.27.fri

今日はママBuの活動日でした。
紙のがくぶち制作に挑戦!

特製インクで好みの色を作ってからスタンプへ。

色→迷う。
形→迷う。
組み合わせ→迷う…
しかしそんな時こそ手を動かしながら進めるべし!

ほほう。
かんたんそうに見えてなかなか作り応えがあったらしい。

それぞれ雰囲気あるぞな!
さっすがママ部なのだ。

制作は完成するまでの過程であれこれいろんなことを考える。まっすぐゴールに直進ってわけではないのだ。子どもの作品の見方も変わるぞ!

2011.5.24.tue

今週末、札幌市内のあちこちの小学校で運動会みたいだの。
今のところの天気予報は…げ!雨か?
しかしワシらのロードアートもいつも雨予報。
でも結果はだいたい晴れるぞな。
まだ諦めるな!

しかし問題はお母さん。
お弁当の準備がのう…天気に振り回されるとたまったもんじゃない。
こんなこともあろうかと先週のキッズはほら、
自分で弁当つくる練習しときました。

サンドイッチなら任せといてください。
お茶入れる練習もバッチリOKっす。


いや、あの、雨降ったら気分だけでも…なんて…
具は絵の具で布を染めて、パンは紅茶で染めて作りましたです。

2011.5.18.wed

5月27日(金)に予定しているmama Bu!
今日から受付がはじまりましたよ。
教室カウンターで申込むか、ピンクの小鳥にたのんでね。
ぴぴぴ…ちちち…

特別授業申込

紙のがくぶち作って、子どもの絵を飾るのだ!
しかも今週・来週のジュニアのプログラムは「すたんぴょん」。
んむむ…何かありそう!

2011.5.17.tue

キッズの授業のために先生たちが作った絵本「ぼくはくま」。

小さなくまが一人前になるため、未だ知らない世界に旅に出る…

美しくも切なく、楽しくもはかない、壮大な物語である。

みんなも「じゃぽん!」
(でも実はクレヨンで塗るのけっこうたいへん)

どれどれ

「ほんとだ!」「みどりになった!」

どれどれ

「ほんとだ!」「すごい!」

めでたし、めでたし。

いいくまにするポイントはクレヨンの塗りの強さぞな。
完成したら顔も描いて「ぼくはくま!」

キッズも小学生あたりは塗りもうまくてかなりくま!

「ぼくもくま!」

「ぼくは…くま?」

2011.5.16.mon

子どもの制作にはクレヨンもいいが、パステルもいいぞ。
絵の具よりは断然つかいやすい。
パステルって画材は、なかなかおもしろいのである。
色の「粉」で絵を描く。
濃淡も、混色も、粉をコントロールできるかどうかがカギなのだ。

で、今週のジュニアは…ドカンと缶!
何の缶かって?
ローソンの看板でおなじみのミルク缶ぞな。
本物はでかくて重い。

それにしても、いい感じでさびさび、わびさび…
こりゃ描きごたえあるモチーフぞな。
「パステルは粉で描け!」

しかしジュニアはその前にイーゼルで描くってこと自体がまだたいへん。体がちんまいからの。

生まれて初めてイーゼルを使ったであろう新ジュニアの小3生はこの通り。せめて座ったままで描けるようになるとええな。たははは

作品は…
ドカーンとホームラン級がずらり。
ぃよくやった!



2011.5.15.sun

「美術の教育」と「美術を通した教育」
専門家にとって、この違いはたいへん大きなものなのである。
実際には中2ぐらいから「美術の」指導が可能になってくる。
…はずだったんだが…
いや、今年のラボすげーぞ。中1がよく食らいついておる。
ジュニアで鍛えられた北のエリート集団(ⓒ押忍!手芸部 部長)の呼び名はダテじゃないな。

そんなアートラボの生徒は中1から高2まで。
この5年差は相当でかい。
だってね、男子中学生なんか中1と中3では違う生き物よ。
そこに持ってきて高2なんて、中学生から見たら
…ほとんどワシと同年代。
…なわけないかビシ(のりつっこみ)

さて、今回のモチーフはこれ

何度か描いてるバタールだが、今回の作品は全体的にかなりの高得点!中1は中1なりの、高校生は高校生なりのよいチャレンジをしておる。せっかくなので、この5年の年齢差が制作面での見方・とらえ方の違いにどう影響しているか見てみようではないか。

【中1】これはセンスある。たまたまできちゃった感も否めないが、観察に光るものを感じる。

【中2】を!どことは言えぬが、立体感が加わってるように思えるな。

【中3】ありゃ。立体感に加えて存在感やらずっしりした重さが感じられるぞ。物おじしない鉛筆の積極性がいいな。

【高1】なんと!自分がモチーフのパンをどういう角度で見下ろしているのか、目線にアングルが加わっておる。やるなー。

【高2】えふで最高学年。これ写真だとわかりにくいが、存在感が相当あるよ。アングルや目線はもちろん、目からの距離が何となく感じられる…表現としてよい踏み込みである。

やはりこのへんの客観的な正確さのクリアがあってはじめて「個性」がうんたらとか言って良し!扉に手をかけるのだ!