1月J-Program No.28 おわりなき絵


「あがってもあがっても下へいく階段」。いわゆるだまし絵で有名な安野光雅さんの絵本をテーマにした授業。

“The stairs which go down even though they go up”. This class’s theme was the picture book by Mitsumasa Anno, a famous painter of so called, “trick art”.

 
 
前回のジョアン・ミロさまの絵「描きやすかったよー」という子がちらほら。今回はうってかわって、こんがらがりそうな制作!数々の名作絵本を製作し続けている画家・安野光雅さんの絵を摸写しました。

名作の中の名作絵本「ふしぎなえ」。言葉のない、安野さんの緻密で美しい「だまし絵」で展開されるふしぎな世界。その中から、各自で挑戦する作品をチョイス。ひたすら追って描き進めます。

DSC09539

すべて見ながら描くのは至難の業!カーボン紙を利用して、ヒントとなる部分をなぞっていきます。

絵本自体は「知ってるよ!」という子が多かったのですが、いざ描いてみることで「この絵っていったいどうやって描いたんだろう?」とリアルに考える きっかけになったようです。「この絵、安野さんはどのくらいの時間でかいたんだろう…」確かに気になりますね。

DSC09544

DSC09031

さて、あとは時間の許す限り描いていくのみ…

「ものすごく面白い」とただただ没頭する子も、「どこを描いてるのか分からない!たいへんだ…」とひーひー言いながら必死に頑張る子も…。とにかく実感するのは「あ、安野さんすごい…」。

DSC09058

DSC09066

DSC09597

DSC09613

最後は着彩して仕上げ。プロの仕事を実感する授業になりました。

201401j_28_work