4月L-Program No.01ビュー・ポイント①


「視点」をテーマにした制作です。立体の中に完璧な三角形を描く授業です。少しでも視点がずれると全くちがうかたちに見えてしまう。デッサンの基本である視点と見え方の関係を体験しました。

The theme was “view point”. They drew a perfect triangle on a 3-dimensional cube while looking with one eye. If the viewpoint changed even a little, the perfect form couldn’t be seen. They experienced a fundamental part of sketching, which is the relationship between the object and the viewer.

 
 
4月最初のアートラボ。モノを見る時の「視点」ついてのプログラムです。
登場したのは赤い模様が描かれた立方体(キューブ)。

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これをある一点から見てみると・・・

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キューブの中に正三角形が出現。
視点が少しでもズレると、正確な図形に見ることができません。
つまり、視点がズレると自分ですぐに分かる!デッサンなどの制作の時は、この視点を一度決めたら守ることが大前提。そのトレーニングなのです。

さっそく制作スタート。

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まずは一個目。

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出来たらカメラで撮影し、本当に正三角形になっているかをチェック!
判断するのは肉眼だけでは難しいので、今回は一眼のカメラで撮影し、正しく正三角形が描けているかどうかを客観的写真で判断します。

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たとえ色塗りをキレイに仕上げても、形自体はずれている…という事がしばしば。
結果をふまえて再調整!

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最後は、自分で正三角形の位置を設定し、描いていきます。
さっきまでの制作とは違い、キューブの辺や頂点のような目印がない!正三角形のテンプレートをたよりに、片目で調整しながら形を定めます。

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テンプレートである程度のレベルまでは正確さを近づけられるのですが、そこからは微調整・微調整・微調整…。最後は今までの過程をふまえて、感覚で決めていくべし!ラボである程度制作経験を積んで来た子は、結果を想定して作品に反映させる技術もついてきているようです。

これはかなり…きてる!

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この微妙な調整こそラボの能力の見せ所。新ラボもがんばってついてくるように!