2月J-Program No.29 すぱっとさんかく

えふでは長い間「ラボになるまでカッター禁止!」の方針でやってきました。古い教育指導要領では小学校3年生から小刀を使った工作が指定されていましたが、様々なリスクを勘案し、えふでの教室内ではラボの鉛筆削りに使うまではカッターに触れること自体を強く禁止してきました。でも改めて、このところ子どもの経験値の低下により危険予知のセンサーが著しく鈍くなってきているのではないかと感じるようになり、2月の授業ではジュニアでカッターナイフの扱いを基礎から徹底的に学んでいくことにしました。

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まずは「どんな使い方が危険を呼ぶのか?」事故につながった使い方事例のビデオを見ることに。さすがにこれはどの子も真剣な面持ちに。

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初回となるこの授業では特別に、押さえる手と刃の間に高い壁のある道具を用意しました。左利きの場合は、刃の向きを変えたカッターを使います。ひたすら直線を切り、ウォーミングアップ。

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切ることに慣れてきた頃、次に登場したのは薄い「お花紙」。見るからに切りにくい紙ですが、刃物の扱いがうまい人は弱い力でスーッと切ることができます。逆に余計な力が入っていたり、刃が斜めになっていたり、定規を押さえる手がゆるんでいるとうまくいきません。また刃が切れなくなった状態のカッターも、この紙を切ってみると一発でわかります。切り口がひっかかり、くしゃくしゃになってしまいます。

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技術は体の感覚でつかむべし!ということで、このプログラムではひたすら三角を切り続けてみました。はじめは無理に切ろうとしていた子も、コツをつかんでかなり上達しましたね。最後は糸でつなげてパーティ飾りに。

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