12月L-Program No.24 不思議の国の基準


12月のアートラボは、巨大なお弁当箱づくりに挑戦。箱も10倍、おかずも10倍。大量の米粒も全て手作りです。まずはお弁当のイメージを共有する作業からスタート。

For art labo’s work in December, they tried to make a giant Bento box. The box size is 10 times normal size, dishes to go with the rice is also 10 times as big. A lot of pieces of rice are handmade, too. At first, they shared images of Bento with classmates.

 

12月のアートラボでは…責任重大な制作が始まります。
2014年1月にスタートする「▶ごはんのネ申さま展」で
重要なポジションを占める展示物を制作予定!たのむぞラボ!

ということで、久しぶりの共同制作。
授業のはじめにまずはテーマとなる「単位」の話から。
実は今回ジュニアのプログラム「▶12月J-Program No.24 みえないものさし①」でも同じ作業をしています。
伝え方はジュニアとラボで違いますが、伝えたいことは一緒。
世界中で使われる「単位」は、いわゆる共通言語。
普段の視点を、別なものに置き換え、扱う単位を変えてみる。それは頭をやわらかくする作業。
自分の誕生日を起点に、時間の長さを、可視化して、時の流れを長さの単位に置き換えてみます。

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計算で知恵熱でるのはラボも一緒…?おいおい!

さて、頭を使った作業をしたところで、今回のお題を発表。
それは「おべんとう」。
ひとり1個つくるわけでなく、みんなで1つのおべんとう箱を作ります。
それもそのはず、作るサイズは実際の10倍サイズ!
しかも実際その中にこどもが入って遊べることを想定したもの。
観客が「ごはんのネ申さま」の視点になってしまう展示物になる予定です。

おべんとう箱はせっかくなので曲げわっぱ!
つめるおかずは全部クッション!
お弁当に必須の「白米」も1粒ずつ制作!
という、超盛りだくさんの制作です。

ただ巨大化するだけでなく、実際のサイズを計ってきちんと10倍サイズで作ります。全員でサイズ感を共有するために、まずはミニチュアでおべんとうの模型を制作することに。ミニチュアといっても、つくるものの1/10サイズで作るので、つまりはふつうのおべんとうサイズで制作。
こんがらがっち!

男子はわっぱ制作担当。

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女子はおかず制作担当。う、うまい…

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ふむふむ。こんな感じのサイズ感か。分かりやすい。

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ジュニアもラボも、というかキッズもおとなも、こうやって目で見られる形にすると、共有認識として全員が確認しやすい。みんなで共同制作する時なんかは、こんな感じで全員の認識をしっかり共有することが、実はいちばん大事ぞな。
12月の制作、のこり2回でおべんとう制作!すごい作業量だぞ!がんばれ。