12月J-Program No.24 みえないものさし①


時間をテーマにした授業です。まず、世の中には重さや長さ、体積など、いろいろな「単位」があることを改めて学びました。そして1時間を1mmにした、長いカレンダーの制作に挑戦。

This class’s theme is “Time”. At first, they learned there are many units for weight, length, and volume in the world. And then they tried to make a long, linear calendar. The rule was 1mm=1hour.

 
12月のジュニアの制作がスタート。
世界には「単位」がたくさんあることを考えてみよう。
メートル、キログラム、時間(秒)アンペア…などなど、世界共通の単位というものがあります。それがあるから、「あなたの靴は何センチですか?」とか、「体重何キロですか?」とか、「誕生日はいつですか?」という会話が世界共通で成り立ちます。

今回はその単位の話に触れつつ、「ふだん見えないものを見えるようにする」がテーマの制作をしていきます。まずはなぞの立方体が登場。

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小学校3年生と並ぶとこんな感じ。
この子とこの立方体、ほぼ同じ体積なのです。
小学校3年生の子の体をスキマなく詰めるとこの箱にぴったりおさまるということになります。

「え…僕ってこんなに小さいの?」
「えふでのイスに入っちゃうじゃん!」

たしかに。
ふだんは、「身長(cm)」とか、「体重(Kg)」で自分の大きさを考えることが多いと思いますが、体積に変換して、さらに形の比較がしやすい立方体に置き換えてみると、考え方がシンプルになります。

これで、世の中の体積を持つものと自分との比較ができるようになります。
それは一つの発見。ものを考える上での思考の広がりになります。
「スーツケースには小学3年生が2.3人はいる!」とか
「うちの冷蔵庫には10人はいる!」と、普段身近なものの体積とも比べてみます。
簡単な計算なのですが…すでに知恵熱出てる子いそうな気配…?

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そしてさらに、「時間」の単位を、目で見える「長さ」に置き換えてみる作業。
自分の生まれた日から今までの時間を計算します。
自分の生年月日をベースに、
・生まれてから何年目?=1年を1cmとすると何cm?
・生まれてから何ヶ月目?=1ヶ月を1cmとすると何cm?
・生まれてから何日目?=1日を1cmとすると何cm?
・生まれてから何時間目?=1時間を1cmとすると何cm?
を計算してみます。

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うるう年も考慮して正確に!みんな顔を真っ赤にして計算しています。
普段は絵画制作でまったく集中力が途切れない子も、計算となると「うわ〜もうだめだ!」ギプアップの声もちらほら…
スペシャルアイテムの電卓も使ってなんとかクリア。

制作にも思考能力は必須!
えふでっこは絵や工作だけでなく勉強もできなきゃならん!(by校長)

ひーひーいいつつも、今回のテーマについては理解できたジュニアたち。
ここからは、工作作業のスタートです。
つくるものは、「時間」を「長さ」に置き換えた特別仕様の2014年カレンダー!

1時間=1mm。
つまり1日=2.4cm。
それが1年分ということは…
全長8m越えのながーいカレンダーになります。

スケジュール帳のように持ってあるくことができるタイプになる予定ですが
つかう材料もとにかく大量。
今週はカレンダー用紙を延々折り畳む作業。

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それができたら延々繋げる作業。
1年という長さを身をもって体感しつつ…授業前半とはうってかわって静まり返る教室。

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次回、表紙もつけて完成予定。
来年1年使えるように、しっかり仕上げよう!次回をお楽しみに。