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久々の絵画制作。今回は木炭にチャレンジ。
中高生の▶アートラボでも11月に使ったこの画材。
木炭=いわゆる炭なので、出せる色は黒のみ…というわけではありません。
木炭画は、淡いグレーから本当の真っ黒までのグレートーンで描くのです。
グレーの数だけでも果てしない…という、けっこう奥の深い制作。
使い慣れると画材としては非常に優れている反面、慣れるまでは相当たいへん!
まず、サインペンやクレヨンと違って、紙を「真っ黒」に塗ることすらコツがいるのです。
今回のキッズプログラムでは、その基礎の基礎、「真っ黒」をしっかり作ることをねらいにしました。
まずは画材に触れてみよう。最初はおそるおそるのキッズたち。
「クレヨンみたい」「さわっただけで手がまっくろ!」
指で紙の上の木炭の粉をのばしたり、ガーゼを使って塗り広げたり…
木炭の粉を、紙の表面のでこぼこのスキマに入れることで、紙にしっかり定着させます。
ただこすりつけるだけではだめで、適度な力の加減が必要。なかなか難しいところ。
このくらい黒くできたら合格!みんななかなか良し!
そしてそして、今回のお楽しみポイントでもある食パンの登場。
たべるなきけん!
校長がおこるから…ではなく、道具として使うので
たべると自分の道具がへりますよ!
パンの白い部分をひとつまみ。消しゴムならぬ、消しパンとしてつかうのです。
消す=絵を消す、のではなく、逆に線をひくことだってできるのです。
えんぴつなどとは違い、線の細さも自分の手加減次第。
かなり緊張感のいる作業です。
紙の上の黒になるべく触らないように、紙をおさえている手にご注目。
こんなチャレンジも。小さい子はけっこう苦戦して「もうだめ〜」と泣きそうになっていましたが、こういうものは、やればやっただけうまくなるよ!がんばれ。
そして最後は、かわいいペンギンの登場。
それぞれお好みのペンギン・ポーズを選び、描きました。黒をしっかり塗るとよりペンギンらしくなるぞ!
みんなもだんだんペンギンになってきてるぞ!
あと、今回のねらいと本当はちょっと違うのですが…
あまりにうますぎて、校長が思わず「このまま芸大はいりなさい」とつぶやいた
キッズの絵があったのでご紹介。
このデッサン力、この伸びやかさ…ペンギンミラクル?!
ペンギンといえば、1月の▶ロードアート「ペンギン・ワンダーランド」。今回も雪の上に大きな絵を描きます!そして、キッズたちには本当にペンギンに変身してもらう予定!ペンギン歩きの練習も忘れずに。