3月J-Program No.34 フェイスケーキ


2013年最後の製作です。パステルを使ってじっくり静物画を描きました。重厚な雰囲気に仕上げるためには、紙にパステルの粉を定着させる必要があるため、何度も重ねてしっかりこすることが大事です。

The last class of the school year. They drew a still-life using pastels. To make a dark, imposing picture in a classic style, they needed to fix the pastels on the paper. So they mixed colors many times and rubbed them into the paper.

 
 
2013年度末、最後のプログラムはパステルを使った絵画制作!
今回はパステルの「粉」という特質を感覚的につかんでみよう、という実験的な制作からスタートしました。
登場したのは赤・青・黄色の3色の粉。これが噂のフェイスケーキ…つまり顔料です。
パステルの前に、まずはこの「粉」そのものを使ってみよう!

22222

指を使って、紙の上で顔料を混ぜ合わせてみます。
はじめから粉の状態なので、色を混ぜるのは比較的簡単。でも細かい調整が必要となると、さじ加減がけっこう難しい。

続いて登場したのは、おなじみのパステル。
パステルには、ソフトパス・ハードパスというように、硬さが違うタイプが存在します。えふででいつも使っているのは実はハードパステル。細かい描写にも面の塗りにもどちらでも対応できるので、デッサンには特に便利なのです。
その画材の違いを実感するために、ソフトパスも体験。違いはすぐわかるくらい違う!
「やわらかい!」「すぐなくなる!」

1000

粉も含めて、それぞれの画材の感触を知ったジュニアたち。今度は紙の実験です。
目の粗さがちがう紙それぞれに、パステルを塗って感触をテスト。それぞれの紙の特質を実感してみます。手触り、描いた感触、パステルののり具合…微妙な差でも、ちがいの分かるジュニアになるべし!

777

そして、ここから絵画制作へ。
前代未聞?!ほんとうのケーキが登場!食べちゃだめだと分かっていても、おいしそうなケーキの姿に思わず顔が緩みます。

201303j_34_03

それぞれの部分の味が伝わるように、想像しながら描き進めました。ぎゅっと密度のあるケーキがいいな!

201303j_34_01

201303j_34_work

せっかくなので、最後はみんなでケーキを「いただきまーす」

201303j_34_02

今年度もよくがんばりました!