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この授業で大切なポイント、「あお」。
あおってどんないろ?どんなイメージ?
「かなしい」「夏」「負け」「ともだち」…
それぞれの印象があります。
じつは、「あお」はたくさんの画家が愛してきた色なのです。
ピカソ、イヴ・クラインやフェルメールも青のとりこになった人たち。
その中でも、青いボールペン1本で作品にとりかかる挑戦をしたのが、現代美術家ヤン・ファーブルさん。ボールペンの青い線だけで塗られた布、靴箱、ベッドなどのさまざまな作品を作っています。ちなみにファーブル昆虫記を書いた方のお孫さん。
作品の中に昆虫も登場します。
今回はこの、ヤン・ファーブルの制作を体験してみよう!
使う画材はこちら。
仕事や勉強のメモなどに使う「ビックの青ボールペン」。普段使っているお父さん・お母さんもいるかも?ヤンファーブルも、制作に同じペンを使っているそうです。
ひたすら線を重ねてぬるとこんな感じ。美しい!
たくさん用意されたモチーフの中からお気に入りを1つ選んで、ひたすら塗ります。
果てしない面積にちょっと疲れてくる子も。
でも、不思議と手は動いている…
何回も重ねるうちに、真っ青になってきた!
夢中であおをぬる時間、なにを考えてるかな?
知らないあいだに考えていることが線にでているはず。
ヤンファーブルがこの作品をつくったのは、
描いている時間や行為を作品にしようという試みでもあったのです。
ひたすら塗ることを通して、体感したこどもたち。
完成した作品がこちら。
「やっとできた!」
達成感でいっぱい。