4月J-Program No.02 あおの時間


美術家ヤン・ファーブルの作品を参考に、ビックのボールペンを使い、身の周りのいろいろなものをひたすら塗りつぶしました。本やおもちゃ、靴や服、キッチン用品や様々な素材の箱…普段こんなことをしたら、おとながびっくりしちゃうようなものばかり!ブルーに塗り終えたものが、元の役割を終え、作品としての新たな意味を持ち始めたことが感じられました。

They referenced the works of artist, Jan Fabre and drew on various daily household objects using a Bic blue boll-point pen. Books, toys, shoes, shirts, kitchen tools and boxes with made various materials… Adults will be surprised if they do it all the time at home like this! When they finished covering the original object in blue, we feel it took on a new meaning as an object of art.

 
 
この授業で大切なポイント、「あお」。
あおってどんないろ?どんなイメージ?

「かなしい」「夏」「負け」「ともだち」…
それぞれの印象があります。

考

じつは、「あお」はたくさんの画家が愛してきた色なのです。
ピカソ、イヴ・クラインやフェルメールも青のとりこになった人たち。

その中でも、青いボールペン1本で作品にとりかかる挑戦をしたのが、現代美術家ヤン・ファーブルさん。ボールペンの青い線だけで塗られた布、靴箱、ベッドなどのさまざまな作品を作っています。ちなみにファーブル昆虫記を書いた方のお孫さん。

作品の中に昆虫も登場します。

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今回はこの、ヤン・ファーブルの制作を体験してみよう!
使う画材はこちら。

ペン

仕事や勉強のメモなどに使う「ビックの青ボールペン」。普段使っているお父さん・お母さんもいるかも?ヤンファーブルも、制作に同じペンを使っているそうです。

ひたすら線を重ねてぬるとこんな感じ。美しい!

men

たくさん用意されたモチーフの中からお気に入りを1つ選んで、ひたすら塗ります。

作業2

手元

果てしない面積にちょっと疲れてくる子も。
でも、不思議と手は動いている…
何回も重ねるうちに、真っ青になってきた!

手

夢中であおをぬる時間、なにを考えてるかな?
知らないあいだに考えていることが線にでているはず。

ヤンファーブルがこの作品をつくったのは、
描いている時間や行為を作品にしようという試みでもあったのです。
ひたすら塗ることを通して、体感したこどもたち。

完成した作品がこちら。
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作品_1

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「やっとできた!」
達成感でいっぱい。

作品_人