5月L-Program No.5 トーンカーブ②


形を表す手がかりにするため、くしゃくしゃにした写真はアンディ・ウォーホルのポラロイドシリーズ。表面に描かれたものと立体の関係を探りながら描写を進めました。

The photograph which they crumpled up to get a hint in finding a new form was inspired by the polaroid series by Andy Warhol. They thought about relationship between the printed surface and a 3-dimensional object while producing a drawing.

 
 
先週に引き続き、紙をモチーフにしたデッサンのプログラムです。
まずはこれ。

DSC08051

紙にプリントされた形が、紙をくしゃくしゃにすることによりゆがみます。
これを見えているままに、丁寧に追います。

DSC08055

うっかりすると、ただ線を描いただけで安心してしまいがちですが、もちろん線の太さも見えたままに。シワの角度によってはかすかにだけ見えている部分もあります。

 

それから、次は写真をプリントした紙がモチーフに。

ポップアート界の巨匠、アンディウォーホルのポラロイド作品。
選んだ被写体は、ジョン・レノン、デニス・ホッパー、バスキア、ヨーゼフ・ボイスなど、当時アメリカの文学・音楽・アート・メディアのスターたち。

DSC07906

さて、これらのスターたちの写真ももちろん…

DSC08063

くしゃ。

DSC07910

この状態で描いていきます。ふだん摸写をする時は人物をそっくりに描くのが目的になりますが、今回はあくまでも「紙の上の色・形を丁寧に追う」。人の顔として見ずに、ただの色や形だと思って描くべし。
鉛筆・色鉛筆・サインペンを駆使します。

DSC07956

DSC07924

DSC07941

ラボではめったに使わないペン・色鉛筆の画材でしたが、新鮮でよいですね。手加減のテクニックもキッズやジュニアとくらべてやはり差がつきます。

DSC07951

 

これはなかなかの健闘!今までの制作で経験したことを着実に応用してきている子もちらほら。次回もお楽しみに。

201405l_05_eye