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アートは、各時代のカルチャーに接している面があります。
時代や国によっても、映画、音楽、舞台、文学…などなど、大衆娯楽の形は様々です。そんな中でも、このプログラムは比較的新しい文化として「映画」をテーマとして取り上げました。
アメリカ、ドイツ、フランスの3国に絞り、3名の映画監督を紹介。好みもあると思いますが、いずれもアートラボの中高生なら知っておいたら良いだろうと思われる映画界の巨匠たち。各監督の作品の中から、作風が異なる2作品をピックアップし、計6本の映画を紹介しました。
・ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年)/Stranger Than paradise
・デッドマン(1995年)/dead man
●ヴィム・ヴェンダース監督(ドイツ)
・都会のアリス(1974年)/Alice In The Cities
・ベルリン天使の詩(1987年)/wings of desire
●ジャン・リュック・ゴダール監督(フランス)
・勝手にしやがれ(1959年)/À bout de souffle
・男性・女性(1966年)/Masculin, féminin: 15 faits précis
今回の制作は、それぞれの映画のポスターをデザインし、実際に自分たちで描いてつくるところまで行います。3週分かけた大作になる予定!
1週目は、数名ずつのグループに分かれ、1本の映画を鑑賞するところからスタート。ただ見るだけではなかなかストーリーを意識できないので、「見終わった後は、それぞれのグループでストーリーをまとめて発表すること」を前提に鑑賞開始。
長いシーンは少し早送りしつつ、
1回見ただけでは理解できないシーンがあれば、何度も見直してチェック。
グループで話合いながら行うことで、一人では理解が追いつかないところや、見逃したところもカバーし合いながら進めることができます。
今回の映画は、はじめて見たという子がほとんどだったようですが、ストーリーをきちんと追っていくという、普段とはちょっと違う映画の見方も新鮮だったのか、最後のストーリーをまとめて発表する時間はかなり盛り上がりました。
次回につづく制作が楽しみです。