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くすんだクラフト紙の色。紙袋の質感。
リンゴの、丸いような角ばったような微妙な形、みっちり詰まった重たさ、つややかさ。
雰囲気が伝わるかの?
本物と見比べた時、「確かにこのように見えてる気がします」と見る人を納得させられるか?
デッサンは、描き手の都合は関係ない。
「自分の前にこういうものがありました」「自分の眼にこう映りました」と
他者に伝達する手段なのだ。
4歳の子どもと17歳の高校生で主観の違いがあったとしても、伝えようとする気持ちは一緒なのである。
そう心がけて描くのだ。
今年度のラボは、技術的に全体のアベレージが高まりつつある。とくにここ最近、中学生の能力がめきめき上がっとるぞ。来月はまた画材を変えて、あらたな課題にチャレンジする予定。楽しみである!