10月L-Program No.20 そうぞうしてみよ②


鉛筆で描いた絵の上に、透明水彩絵の具で色をつけていきます。リンゴの光沢と紙袋がもつカサカサとした質感の違いを描き分けていきました。

They continued by painting watercolor on the same picture. They tried to make the distinction between the polish of the apple and the dullness of the paper bag.

 
くすんだクラフト紙の色。紙袋の質感。

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リンゴの、丸いような角ばったような微妙な形、みっちり詰まった重たさ、つややかさ。

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雰囲気が伝わるかの?
本物と見比べた時、「確かにこのように見えてる気がします」と見る人を納得させられるか?

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デッサンは、描き手の都合は関係ない。
「自分の前にこういうものがありました」「自分の眼にこう映りました」と
他者に伝達する手段なのだ。
4歳の子どもと17歳の高校生で主観の違いがあったとしても、伝えようとする気持ちは一緒なのである。
そう心がけて描くのだ。

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今年度のラボは、技術的に全体のアベレージが高まりつつある。とくにここ最近、中学生の能力がめきめき上がっとるぞ。来月はまた画材を変えて、あらたな課題にチャレンジする予定。楽しみである!