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新年あけましておめでとう!という時期はすっかり過ぎましたが、なんとなくジュニアのクラスは気も改まったいい雰囲気が。
今回は絵画のプログラムなのですが、まずは色についてのディスカッションからスタート。「青」「赤」「緑」「黄」、この4色のイメージをそれぞれ言葉で書き起こします。
青=つめたい、黄=あかるい、などは何となくみんなの共通概念みたいなものですが、それだけでなくいかにたくさんのボキャブラリーを増やせるか。考えてるうちにだんだん頭の中がやわらかくなってきた様子。
それぞれ最後に発表してもらいましたが、かなり面白い表現が出ていて、聞くと「たしかに」とうなずけるものも。言葉って面白い!
そして、今回のテーマは「抽象画」。巨匠ジョアン・ミロさまの絵を摸写していきます。
一体何が描いてあるのか?一見不思議だけど、どこかかわいいミロさまの絵。カラフルな色合いもきれい。よく見ると、「目玉みたいなものがある」とか「かならずどこかに同じマークが入ってる!」とか「これ、なんだか虫にみえてきた」とか、こどもたちが次々発見していきます。
何が描いてあるのか分からないけど、観察しているうちにこどもたちの中ではそれぞれ好みが分かれてきた様子。「この色具合が、なんとも言えないけどいい感じ!」「この絵、なんかかわいい」描く絵が決まったらさっそく制作スタート。
ミロさまの絵の特徴でもある黒い部分。絵の具ではなくインクを使って、パンチのある黒をしっかり塗ります。色の部分は、とにかく絵の具の水分コントロールに気をつけて。にじむとかっこわるいぞ!エッジが大事。
ただそっくりにすることをひたむきに目指すのではなく、描く順番をきちんと考えながら進めました。絵の具もインクも、乾けば上に塗り重ねができる画材です。
お迎えに来ていたお母さんたちも「あ、ミロの絵みたい!」そうですそうです。「ずいぶんみんな上手いですけど、これは絵をなぞったんですか?」と質問していたお母さんも。
次回は「おわりなき絵」。次回も気合いいれて行こう!