5月L-Program No.4 トーンカーブ①


できるだけ輪郭線を使わずに立体を描くことをテーマに制作を進めました。トーンの作り方を学ぶには、鉛筆はとても良い画材です。描き足すほかにも、練りゴムで色を抜いて、微妙な調整をすることができます。

This week, their theme was to draw a 3-dimensional object without using outlines as much as possible. The pencil is a good tool to study how to make different tones. It can make beautiful tones, delicately by adding, or subtracting using a kneading eraser.

 
 
さまざまな形の白い紙をモチーフに、鉛筆デッサンを行いました。
白い画用紙に、白い紙を描く。ふと考えてみると哲学的?
しかし、おそらく、多くの人はこんな感じに描くのではないでしょうか。

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「線」は便利。
地域によっては結果が変わると思いますが、日本人であれば、この絵をみたらほとんどの方が「紙をしわくちゃにしたもの」というふうに想像できると思います。
まずは線を使って、様々な形態の紙を描きました。見た視点からの形を捉える、描き込みするということに対して慣れて来たラボ。サクサクと制作を進めます。

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しかし、この制作後、今回のメインモチーフに課された課題は
「線を使わない・線で描かない」。
今までの概念を崩して、そもそものところからデッサンを試みます。
なぜかというと、実際のものには線がないから。

鉛筆の使い方は各自工夫。
鉛筆の硬さ・柔らかさを生かし、トーンの表現技術を磨くべし。
エッジのシャープさ、丸まった部分のなめらかな陰影。鉛筆をそれぞれに使い分けます。

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「線でかかない」という明確な設定がよかったのか、それぞれ自分たちで試行錯誤した跡が見えていい感じ!大健闘。

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