2009.8.26.tue

「すごすぎて開いた口が塞がらん…」って経験ある?
ワシは初めて柳本浩市さんに会った時、まさにこれぞな。
本気で度肝を抜かれたのだ。

柳本浩市さん、今までそれほどメディア等に露出しないようにしてたから、多くの人にとってまだまだ謎の人物であろ。ワシが思うにデザイン界の立花隆、いわゆる「知の巨人」ってこのことよ!おっそろしい程の知識人、さらにおっそろしい程のコレクター!幼少期から集めてきたものやファイル類はいまや自宅に入りきらず、別に倉庫を借りて保管してるとか…ぬぬ

ワシが柳本さんにたまに会って話をすると「行き着く先は教育」という話題が多いのだ。理由は簡単、未来の社会や文化をつくるのは今の子どもの教育だから。子どもは親の持ち物なのか、社会のものか…っつーか子どもという概念自体、ガラガラと音を立てて崩れていく。柳本さんの子どもの頃の話を聞けば聞くほど、子どもっつーより「小さいヒト」、生まれて数年しか経っていなくても、体が小さくっても、内面はヒトとしてほぼ出来上がってたのが柳本少年なのだ。

幼稚園の頃からジャズのレコードを聞きまくり、当時まだ情報が少なかったアメリカ文化の虜になったのが小学校1年生。知りたいことは雑誌や本で調べまくり、それでも足りない情報はアメリカ本土の会社まで電話して問い合わせてたっつーから度肝を抜く(もちろん英語で)。

一時大ブームとなったナイキのエアマックスの火付け役もこの方。いち早く目をつけて日本国内の販売権を買い取るが、本人金儲けには大して興味がない。少年時代から興味のあったスニーカーを介し、「貨幣の価値とは?ブームとは?」そんな興味が先に立つ。柳本さんが火をつけたこの流行、果てはエアマックス狩りという社会現象まで発展していく。

週末になるとひとりで電車に乗って東京へ。柳本少年の行きつけのお店は古本、古着、レコード店…既に大人顔負けの知識とコレクションを持ってたっつーからおそろしい。中高でも常に成績はトップクラス。高校の時なんか「どうやったら早く走れるか」に興味を抱き陸上部へ、その結果は…「全国までいきました」。っひゃ〜、何やらせてもこりゃすげ!しかし学校の先生や周りの大人たちからは「変わった子」と言われ続け育ってきたのだ。大人の理解の範疇をすっかり超えてたんだろうから、まあしょうがないのかも知れんが…果たしてそれでいいのか?

何がそこまで柳本少年の意欲をかきたてたのか…「ものを集めるのが趣味ではないのです」たくさんのものを集め、そこから時代や社会状況と合わせて見直して編集していくと、そこには意外な事実が見えてくるのがおもしろいと言う。「たくさんの点が集まって線になり、さらにたくさんの線が集まると、それらはやがて面として見えてくるんです」そして最終的な興味は人間そのものにあると言い切る。

ということで天才・柳本浩市さんをお招きし、まほうの絵ふでは子どもの教育の可能性について再考していきたいと考えてるのだ。これは一筋縄ではいかないぞ…ということで秋〜冬にかけて、実際に子どもと共に行うワークショップや展示などを交えつつじっくりと取り組むぞな!9月6日(日)にはその前段階としてまず「知の巨人」をみなさんにご紹介。アップルストアサッポロ、見逃すなよ!
詳しくは↓クリック