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映画のポスターデザイン・制作のプログラム、3週目。
ポスターのデザインができたグループから、制作の追い込み作業へ。今回は、ほぼ鉛筆のみでの制作。とにかく手数が必要!全員総掛かり、ノンストップで仕上げていきます。
最終的に大事になるのが、ポスターの全体感。
グループになっているのは、中1から高1までの、学年がバラバラのメンバー。当然デッサンの能力もそれぞれ違います。そのため、描き込みの作業は、絵柄のバラツキを抑えられるよう、ポスターの周りをローテーションでぐるぐる回りながら描いていきます。
そして今回は「とにかく時間内に完成を目指せ!」
何もしゃべらず、何も考えずひたすら描き込みを進めるラボの子たち。
余白の処理もデザインの大事なポイント。黒くしたい部分は特に、とにかく手を動かして塗る!筆圧を上げて、一度でまっくろにする!デッサンのよいトレーニングになる部分も多くありました。
今回、共同制作のプログラムにしてよかったと思うことの一つとして、ひとりの制作だったら「塗りの強さはこのくらいでいいや」となる部分も、他の子が描いた部分と比較して、「自分だけこれだとまずい!」、「学年が上だからこのくらいできないと!」という向上的な意識がふだんよりも働いていた点。成長のポイントですね。
仕上げの時間帯には、頭から湯気でそうなくらい子どもたちから熱気が…
どーんと完成!ほぼ全員のグループが時間内に描ききった!
こちらの作品、タイトルの黒色のパンチが効いていて、全作品の中でも特に目を惹きました。画材の色の強さをきちんと生かすのは、基本的ですがとても大事なポイント。
他の作品も。かなりの力作になりました!
最初から最後までグループでの共同制作。学年が上の子はまとめ役として、下の学年の子をリードしたり、役割を与えたり。あるいは学年関係なくアイデアを出し合い、よいと思ったものを採用する。かなり刺激になったプログラムでした!