7月J-Program No.10 ザ・ヘッズ①


ペーパーマッシュの授業です。私たちの北海道にたくさんいるエゾシカの頭をテーマに制作しました。頭から首にかけての形を作るのが難しかったですね。

This was a class learning about Paper-mache. The theme was Hokkaido deer, so we made heads of Hokkaido deer, a common sight in this region. It was difficult to shape the neck and head.

 
 

「ヘッズって何?」「あたまつくるの?」と、授業前からざわざわしていた教室…
今回の制作は、paper mache animal heads。
ヨーロッパの貴族のお部屋に飾ってありそうな、鹿の剥製風・壁かざり。
といっても本物を使うわけではなく、ジュニアはもちろん鹿の形からつくっていきます。
部屋に飾るものだから、もちろんかっこよく仕上げたい!

重要な部分、鹿の形は
なんとほぼ紙だけでつくります。
まずは芯の部分の制作から。

まずは鹿の形の基盤となるダンボール板を、さくさくはさみで切ります。
これが鹿の基本サイズを決める部分。平らな状態がポイントなので、決して曲げないように。

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まずは1枚の大きな紙をくしゃっとまるめて棒を作ります。
これを、鹿の背骨にあたる部分として使います。

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こんな感じでダンボールに接着。

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そして今度は頭蓋骨にあたる部分。今度は紙をくしゃっと丸めて、ボール状にしたものを先端にくっつける。
基礎の芯部分のできあがりです。
ここから、それぞれ実際の鹿の頭の形を写真で確認しつつ、肉付けしていきます。

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紙をどんどんくっつけて、ある程度しっかりさせます。

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鹿の形がだいたいここで決まります!
傾いたりおかしな方向を向かないように、丁寧にセロテープで固定しておくように。

鹿の形ができたところで、「張り子」の作業をしていきます。
紙をのりで何重にも貼り重ね、強度をあげます。
といっても、この時点ではのりの水分で表面はぬるぬるした状態。
のりをつけすぎると、水分が芯の奥までしみこみ、フニャフニャになって作業ができなくなります。
作品の状態を五感でたしかめながら作業していきます。

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紙と紙をしっかり密着させないと強度があがりません。
あせらずに。

紙を粘土のように使って、
目の周り・ほほの形・つの付近の盛り上がりなど、
顔の表面のでこぼこを再現していきます。

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今回はここまで!
次の作業ができるように、1週間しっかり乾燥させておきます。
次回につづく。