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「ヘッズって何?」「あたまつくるの?」と、授業前からざわざわしていた教室…
今回の制作は、paper mache animal heads。
ヨーロッパの貴族のお部屋に飾ってありそうな、鹿の剥製風・壁かざり。
といっても本物を使うわけではなく、ジュニアはもちろん鹿の形からつくっていきます。
部屋に飾るものだから、もちろんかっこよく仕上げたい!
重要な部分、鹿の形は
なんとほぼ紙だけでつくります。
まずは芯の部分の制作から。
まずは鹿の形の基盤となるダンボール板を、さくさくはさみで切ります。
これが鹿の基本サイズを決める部分。平らな状態がポイントなので、決して曲げないように。
まずは1枚の大きな紙をくしゃっとまるめて棒を作ります。
これを、鹿の背骨にあたる部分として使います。
こんな感じでダンボールに接着。
そして今度は頭蓋骨にあたる部分。今度は紙をくしゃっと丸めて、ボール状にしたものを先端にくっつける。
基礎の芯部分のできあがりです。
ここから、それぞれ実際の鹿の頭の形を写真で確認しつつ、肉付けしていきます。
紙をどんどんくっつけて、ある程度しっかりさせます。
鹿の形がだいたいここで決まります!
傾いたりおかしな方向を向かないように、丁寧にセロテープで固定しておくように。
鹿の形ができたところで、「張り子」の作業をしていきます。
紙をのりで何重にも貼り重ね、強度をあげます。
といっても、この時点ではのりの水分で表面はぬるぬるした状態。
のりをつけすぎると、水分が芯の奥までしみこみ、フニャフニャになって作業ができなくなります。
作品の状態を五感でたしかめながら作業していきます。
紙と紙をしっかり密着させないと強度があがりません。
あせらずに。
紙を粘土のように使って、
目の周り・ほほの形・つの付近の盛り上がりなど、
顔の表面のでこぼこを再現していきます。
今回はここまで!
次の作業ができるように、1週間しっかり乾燥させておきます。
次回につづく。