8月L-Program No.13 はいトーン


白いシャツをモチーフに描きました。シャープペンシルを使って、白に近いデリケートなハイトーンの表現を目指しました。

In this class, the theme was a white shirt, they aimed to express delicate shades of light gray using a mechanical pencil.

 
 
美しい絵って、やっぱり良いですよね。中でも光を纏っているような「トーンの美しさ」のある作品にはすごく魅力を感じます。この週は白に近いハイトーンの幅を広げ、繊細な表現をしていくことを目指し、まっさらな白いシャツをモチーフにしてみました。

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画材はシャープペン。学校の美術などでは嫌厭されがちですが、使い方によっては良いトレーニングになる道具です。

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目指すは「シャープペンの跡が見えるか見えないか…くらいのデリケートな描き込み」。これにはもちろん器用さも関係してきますが、まず本人がどこまで繊細に気使えるかどうか。ほんのちょっとずつの工夫の積み重ねにより、作品全体の雰囲気が変わってくる。

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さらに繊細さだけを考えると、ふわふわした表現になりがち。暗いトーン、エッジの決め所など、形の決め所になるポイントを探せ!常に全体感のコントロールが大事なのです。

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さて、どこまでイメージ通りの仕上がりにできたかね?
自分の思う通りに手を動かすには、ある程度の身体的な訓練が必要。さらにイメージ通りに紙の上に表すためには、自分に対する厳しさが必要。

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しばらくシャープペンを使って、トーンに重点をおく制作を続けていきます。ちなみに、乱雑な絵を描く生徒に校長がよく言うことは「バッグの中に食いかけのパンとか入ってないか?」気をつけろ!