8月K-Program No.14 ぷろすと!


水彩絵の具でビール瓶の絵を描きました。水彩絵の具は色を重ねていくと、深く暗い色になります。ラベルは光沢のある紙に、金・銀のペンで描きました。ステキでしょ?

They painted beer bottles using watercolor. Watercolors can be layered to produce deep, dark colors. The label was drawn with gold and silver paint pens on glossy paper. Good, right?

 
 

透明水彩(えふでえのぐ)を使った絵画、第2弾。
モチーフは、こどもがのめないのみもの…ビール!

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これ、えふででは、特にキッズのデッサンのモチーフとしてたいへん素晴らしいと評価が高いものなんです。ポイントは瓶の色。

写真だとはっきりと茶色に見えますが、本物を目の前にすると、実に複雑な茶色です。
ほとんど真っ黒に見えるところもあります。
このくらいパンチのある色を作るには、1色のえのぐだけでは無理。えふでえのぐの、「透ける」という特性をつかって、何度も紙の上に絵の具を塗り重ねます。

キッズたちには、何色を使えばいいのかは特に教えません。
みんな、ドキドキしつつも面白がり、どんどん試してみます。

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赤っぽくなったり、青っぽくなったり、緑になったりいろいろです。その中で、ある時「あっ!いい色になった」という発見をする子がぽつりと出てくる。そうすると、周りの子も、どれどれと試してみたり。「ほんとだ!」制作に没頭する子どもたち。

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まだ小さな子どもたちは、筆の持ち方をいろいろ試したり、えのぐを塗る感触を楽しんだり。はみ出さないように塗ることに集中する子もいます。それぞれが、その時できる制作を夢中になってするのがいいのです。その中で「すごく良い色ができちゃった!」というハッピーがあったら大発見。どれも成長のきっかけになります。

じつは、透明水彩絵の具はたいていどんな色を使っていっても最終的にはこの瓶の色に近づけられます。絵の具は混色すると暗くなるんですね。例えるならば、山登りのルートはいろいろあるけどゴール(=頂上)は一緒、ということ。
だから、子どもたちに考える余地をあたえることができる。思考の結果がそのまま作品に表れる。なので、えふではたびたびビール瓶をモチーフに登場させています。

さらに、他にも描きどころはいっぱい。ラベルや、瓶のエンボス部分。がんばる子にはどんどんチャレンジさせます。瓶の中のあわまで描いた!

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いい感じの作品、たくさんできました!

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