11月K-Program No.22 いとをかし①


北国の冬がやってきます。暖かい毛糸を染めて、冬を迎える準備をしました。同じ赤い鍋に入れて染めても、みんな少しずつちがう色になりました。

The winter of our country arrived. They dyed warm woolen yarn and got ready to greet winter. They put the yarn in the same pan with red dye, but each one varied in color.

 
 
ぐっと寒くなるこの季節、せっかくなのであたたかなウールの毛糸を染めてみよう。ということで、キッズコースでは「染め」の体験プログラム。

毛糸は、赤や黄、緑や青など、もともといろんな色の種類がありますが、
天然の毛糸は白っぽかったり、茶色っぽいものしかありません。
「色」っていつどうやってつけるんだろう?というところからスタート。

「絵の具にじゃぽーんってつける!」おお、けっこうおしい。
でも言ってる絵の具は、普段絵を描くのにつかう絵の具のことですね?
服の色も、毛糸などの糸の色も、雨ふったら色落ちた!なんてことはないない。
一度染まったら、なかなか落ちない「染料」を使っているのです。

今回は、赤い染料を使って、毛糸を真っ赤な色に染めあげます。
まるまる1玉染めるので、玉がほどけないようにしっかり結びます。

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来週この毛糸を使って編み物をするため、玉は極力形をくずさないように。
とはいっても、ぬるま湯につけたり、しぼったりするのですごくくずれやすい!
丁寧に、慎重に。

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そして、染め液は大きな鍋の中。沸騰注意!あたたかい方が、よく染まるのです。
毛糸を入れ、30分間ぐつぐつ。

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その30分間のうちに、来週使うための「編み機」も作ります。やること盛りだくさん!
真剣に貼っているのは、めもりのついたシール。ケースの端にぴったり合わせて貼って行きます。

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そのめもりに、こんどは1本ずつ木の棒を貼ると、編み機の完成。
棒の高さをそろえる作業と、めもりに合わせて貼る作業、ふたつの作業を同時にやるのはけっこう大変。
みんな根気よくがんばった!

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編み機が出来上がった頃には、毛糸も無事染め上がりました。
しっかり洗って乾燥させます。

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準備万端。来週は延々、編み物していくぞ!
風邪でお休みしないでね!