自転車をかこう

9月15日(月祝)札幌PARCO前のホコテンでまほうの絵ふでの公開授業を実施しました。青空の下、道路の真ん中にイーゼルをずらりと並べ、こどもたちが「自転車の絵」を制作。ここはいつもみんなで地面に大きな絵を描いている場所ですが、ロードアート以外の取組みは初めてです。なんだか新鮮!この活動は自転車day2014(ミライサイクルさっぽろ実行委員会主催)の一環として行いました。

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参加したのは4歳から高校2年生までのこどもたち40名。年齢に幅がありますから、制作への取組み方ももちろん違います。まず初めに10台の自転車の中から、自分が描きたい1台を選ぶことからスタート。描きどころとなるフレームの色や模様、どんなパーツがついているのかも細かくチェック。

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こどもたちの絵のモチーフになった自転車は色も形も様々で、札幌のシェアリング自転車「ポロクル」や、「サッポロバイク」なども登場。ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

4_ポロクル

ほとんどの参加者がまほうの絵ふでに通っているこどもたちでしたが、幼児〜小学校2年生までの小さなこどもたちは、イーゼルを使うことにまだ慣れていません。さらに今回の画面サイズは60cm×90cm。この子たちにはさすがに大きすぎる…

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まずはイーゼルを使う姿勢や、大きく腕を動かして描くことを伝えるため、いくつかのドローイングをしながらウォーミングアップ。良い感じです!

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使う画材は鉛筆、水性ペン、クレヨンなどです。画面上で、円をふたつ描いてタイヤの位置を決めたら、それぞれ本制作スタート。

小学校3年生以上のこどもたちにアドバイスしたのは「ものの前後関係」。手前にあるものと、奥にあるものをしっかりと描きわけることで、絵の密度が高まります。見えているものはとにかく描き込もう!

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複雑なモチーフだったので、みんな注意深く観察しています。

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中高生の参加者には、全体感を大切にしていくよう声かけをしました。画面の中での位置関係はもちろん、パーツ同士のつながりや質感を意識した表現ができるように。制作は約3時間半。決して長くはありませんから、自分で描きどころを見極めていくことも必要です。

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場所柄もあり、たくさんの道行く人たちがこどもたちの制作を見てくれました。制作中のこどもたちには常に「上手!」「すごい!」など大人の声があちこちから聞こえてきて、やる気もアップ!みなさんとても温かい。中には「何年生?」「がんばれよ!」とこどもに直接声をかけてくれる人もいました。普段の制作ではこんなにたくさんの人の目に触れることはありませんから、すごく刺激になったようです。

2_誰か見ている様子、画像

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こどもたちの絵は内面の成長とともにどんどん変化していきます。幼児から高校生まで、この時期ならではの作品が描けました。
01_さとうちおり

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05_まえだゆうたろう

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終了後はそれぞれの絵を持ち帰り。こどもたちの保護者の方たちからも、制作を見ているのが面白かったという声を多くいただきました。活動にご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

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主催:ミライサイクルさっぽろ実行委員会 共催:まほうの絵ふで 後援:札幌市、札幌市教育委員会