「ウンチってドロドロしてるの?」「カレーみたい?」
2009年7月27日、28日に行ったぞうさんペーパーづくり。
「ウンチやだー!」「やだやだ!」「ぜったい触らない!」
朝から気になってそわそわ落ち着かないキッズたち。
しかし言葉とは裏腹に、いざぞうさんのウンチが登場すると
「うっきゃーっ!」拍手と歓声で大興奮。
まあごらんの通り、ウンチっつーてもふつうの枯れ草みたいなもんぞな。草を食べてもぞうは消化されない状態で出てくるらしい。それを煮て殺菌して乾燥させたのがこれ。
まずは古新聞を細かく裂き
ッシャー!
ミキサーに新聞とウンチを入れ
ぎゅいーん
どろどろになったら水槽へ。
よくかきまぜて
網を張った枠をそーっと沈め
う…うう…うんち水。
枠でザッパーンとすくい上げるのだ。
そこに今回は、別の紙で作っといた世界地図をぺたり。
ひっくり返したり、踏んで水を絞ったり。乾かすのもたいへんなひと仕事。ミチコーポレーションの宮尾さん、ていねいなご指導ありがとうございました。
できた紙は手づくり感満点のやさしい風合い。
「昔の地図みたい!」と仕上がりにニヤリ。紙が乾くまではもろいから要注意ぞなよ。
一連の紙作りが終わった後は、ぞうさんペーパーづくりの紙芝居やムービーを鑑賞。現地の職人さんの仕事をみて「すげ!」「早い!」いかに大変かを経験してみると、すごさがよくわかるっつーもんよ。4歳〜7歳の子どもたちとは思えないリアクション。(吸収はやっ!)
さらにスリランカのぞうについてもちびっと詳しくなったのだ。餌がすくなくなった野生のぞうが、村や人間を襲ってしまうこと。ぞうの孤児院や老人ホームみたいな施設があること。ぞうのウンチで紙をつくることで、餌が買えたり、現地の人たちの仕事ができたりすること。みんな簡単にリサイクルとかエコロジーとか口にするが、なかなか整合性を持てずうまくいかないものも多いのが事実。しかしワシがこのぞうさんペーパーで感心するのは、関わる全ての人と動物の役に立っておるという点なのだ。良いアイディアはいろんな人をちょっとずつ幸せにしてくれる。ファンキーな植田社長と宮尾さん、この後も活躍楽しみにしとります。おやつのマンゴーとパインもおいしかったっす!
協力:「ぞうさんペーパー」ミチコーポレーション