ロードアートまきば

2010年7月25日、札幌市中央区のスクランブル交差点に「まきば」が出現!プールツリーに続き、恒例になったまほうの絵ふでのロードアートの活動です。

上の写真、クリックしてご覧ください。参加した人は自分がどこにいるのか、わかる?過去最大の面積に挑戦したロードアート・まきば。参加した人数も過去最大!総勢400名以上のみなさんが集まってくれました。

これだけ大きな制作となると、やはり準備もたいへんだったぞな。今年も一緒に活動してくれたイラストレーターの大塚いちおさんと、うし柄のTシャツを来たうしチームの子どもたち、そしてえふでの卒業生オービーズのみんなが大活躍。

朝早く集合して、まずはユニフォームとなるTシャツのペイントから。




まきばの柵に使うための木材の準備も。

必要な長さに計る、切る、揃える。
この辺のしごとはうし作りを経験したうしチームの子どもたちの得意とするところ。


大学生になったオービーズはやっぱり頼りになるぜ。こいつらもすっかり兄貴分ぞな。

さらにみんなが使う大量のチョークを用意したり

ペイントする場所までうしの運搬。でかい…

さいごは南1条通りに1組分ずつの木材をセット。

交差点は交通規制も入り、準備完了!

13:30、キックオフトークに続々と参加者が集結。す、すげ人数…こりゃ到底入りきらん!

うしろの方の人たちは声も聞こえなかったであろ。す、すまん…さすがにぎゅうぎゅうすぎたのでここは予定より早めに切り上げて…

外に出てまきばの柵づくり。
しごとは釘打ちなのだが仕組みはちょっと複雑め。
ここはお父さん・お母さんたちの出番ぞな。



よしよし、なかなかの仕上がり。

ここからいよいよ交差点へ。
参加者のみんながスクランブル交差点をぐるりと囲む。ご覧の通りこの人数では大きな交差点も狭く感じるほど。ビルの上から撮影するカメラマンのみなさんにスタートの合図。「いくぞー!」

まずはじめはまきばの池から。





は、はやくね?10分もしないうちにこんな状態。

しかし問題なのはまきばの緑。



うーむ 草の面積は相当な広さぞな。
塗っても塗っても塗りきれん。こりゃ苦戦するかも…

しかし「まきば」というからにはそれなりの大きさにしたいぞ…ここはまわりで見ているお父さん・お母さんたちのちからも借りて、みんなでひたすら塗りまくるのだ!「がんばれー!」

「もっと濃く!」

制作が進むにつれて子どもたちはこんな姿に。ありゃりゃ〜

チョークまみれになること約1時間…柵の中が全面緑になったところで、きたきた、うしが来たぞ!


ぬぉぉぉ、完成!

さてさて
終了後はデッキブラシでいつもの道路清掃。
お楽しみ!…のはずなんだが

これが今年はたいへんだった!
やってもやってもきれいにならん…なぜなら交差点はかまぼこ状に膨らんでるのだ。水がうまく流れていかん!

楽しかったのは前半だけ。後半はさすがのワシも焦ったぞなー。ひい〜!ジェット噴射のマシンも持ってったんだがの。来年はもうちょっと考えよう。

もひとつ、お気づきの方もいることでしょう、インドうしたちがいつの間にか白黒の北海道らしいうしに!ふっふっふ。実はみんなが制作している間、うしチームががんばっておったのだ。



立派に変身を遂げたこのうしたちは、ぬぁんとすごいことに今回の大活躍で飼い主が見つかったのだ!今後もみんなに見てもらえる場所に展示される予定。首をふりふり、オープンのお知らせをお楽しみに!


*** 関連情報 ***

●大塚いちおさんがアートディレクションを手がけるNHK教育番組『みいつけた!』エンディングにて、ただいま2008年ロードアート・ツリーの様子が放送されています。
●ロードアート・まきばの放送の日時は、後日このウェブサイトにてお知らせします。


*** 作品集の紹介 ***

イラストレーターの大塚いちおさんの作品集「MAGIC!」が発売中です。まほうの絵ふでと一緒に制作した2008年ロードアート・ツリー、2009年モエレ沼公園・フラワーも掲載されています。

ジュンク堂書店 札幌店
ダイヤ書房 PIVOT6F


*** SPECIAL THANKS ***

ロードアート・まきばで大きな力を貸してくださった札幌大通まちづくり株式会社のみなさま。大塚いちお事務所のみなさま。写真家の服部貴康さん。メディアアーティストの冨田哲司さん。オービーズのみんな。様々なかたちで応援してくださったみなさま。ありがとうございました!