三匹のこぶたキャンプ 2010 ミーティング

はじまりました三匹のこぶたキャンプ!
まずは明日からのキャンプの計画を立てるための「こぶたミーティング」に小3から中3までのチャレンジャーが集結。

朝いちばん、おもむろに始まったディズニーのアニメ「三匹のこぶた」。オオカミなんか〜こわくない、こわくないったらこわくない〜♪

とりあえず今回のテーマソングはこれで決まり。

制作その1。それぞれが作りたいテントを形にしてみる。ジュニアの参加者は先月まきチュアの制作をしたばかりってこともあり、ぐんぐん手が進む。が、しかし。

何が何やら…はたして「これってテント?」あまりにリアリティのない子どもたち。去年に比べて2学年ほど平均学年が下がった今年のこぶたキャンプ。相当苦戦しそうだぞ!

その後、自己紹介をかねて自分がイメージするテントをみんなの前で発表。「工夫した点や気をつけた点はどこか?」小3のちんまい子どもたちは、自分の考えを他人にどう説明するのかにとまどいまくり…逆に高学年の子どもたちのアイディアはきらりと光るものが多い。

そんな様子を、ワシは背後から観察。ふむふむ。子どもたちの知性やセンスは、こういう場面でいちばん出てくるのだ。

それぞれの様子が把握できたとこで、ドッキドキ!チームメンバーの発表ぞな。まずはじめに名前を呼ばれた男子2名、女子3名。中には小学生もいるが…

「ぬぁんとこの5人を、今年のリーダーに任命する!」一気にざわめく教室内。
さらに今年はチーム名をつけることにした。

松・竹・梅に加えて、桃・栗!
完全にワシの独断。
あまりの渋さに、子どもたちがさらにざわめく…

そして細かいルールの説明。今年は昨年より条件が厳しくなったことに加え、参加者も低学年化したから…いよいよ使うことになるかもな「レッドカードでございます。」ギブアップすれば、屋根のあるところで眠れるから安心せい。その他、通称「お助けカード」と呼ばれるイエローカードは各チーム2枚。どうしても大人の助けが必要になった時に出すのだ。

さらに今年、大きく変えたのは資材の竹をやめて木材にしたこと。1.8mの角材が15本、2.4mm厚のベニヤが2枚。使える釘は80本、木ネジは10本のみ!

釘が使えなかった昨年の竹棒に比べ、今年の木材は自由度が増してあれこれ工作しやすい状況に。しかしその扱いやすさが裏目に出て、さらにひどい難民キャンプ化する恐れも…その意味でも、事前の計画が肝心ぞな!

お昼は大急ぎで食べて、自分人形を用意したらチームミーティングがスタート。経験者がいない割に、一番安泰そうなのが梅チーム。何がいいってチームワークが抜群なのだ。打合せも制作も、全員がテキパキ動く!

テント計画が一番しっかりしてたのは栗チームかの。リーダーが昨年の参加者ってこともあり、ディテールまで現実的な模型ができてたぞな。しかしここは、逆リーダーのがんばりにかかっておるだろな。4人がまとまって作業できるかどうかが鍵!

男子のチームもなかなか健闘。初日の校長ポイントの合計点が一番高かった松チーム。何せリーダーがしっかりしてるおかげで、要所要所で的確なまとまりをみせる。難しめのテント設計を立てておったが…明日現場でどこまで実現できるか?!

で、問題なのがのこりの2チームぞな。
経験者3名、なおかつラボの年長者が2名いるこのチーム・桃!安泰だろうと予想してたが…考えすぎぞな!頭はいいんだが、考えすぎて形にならない。決められない…なんかいやな予感がするぞな…こうなったら現場で必死こけ!

そして校長的に一番心配なのはここ、チーム・竹!メンバーのまとまりがまったくない。模型は中途半端で完成してないし、今日の校長ポイントも最下位!ぬう。

だいたいここのリーダーこそ「校長をぎゃふんと言わせたい」ってオマエだろ!明日はいいとこ見せろよ!

ということで今日のこぶたミーティングはこれにて終了。一番下の逆リーダーたちは「昨日寝袋のたたみ方練習した?」「あれちょーむずかしいよね」おいおい、そこからか。とにかく明日の朝は9時集合、遅刻厳禁!

子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)助成活動